【8月13日 AFP】昨季の米プロバスケットボール(NBA)王者、トロント・ラプターズ(Toronto Raptors)のカイル・ローリー(Kyle Lowry)が12日、左手親指のけがを理由に、今月31日に中国で開幕するFIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2019)の出場を辞退した。

 7月に手術を受けていたローリーは、けがから復帰して米国代表のW杯3連覇を目指していたが、自身のインスタグラム(Instagram)に「けがを治して大会に向けて準備することを願っていたが、万全な状態でバスケットボールに臨めるまでには回復しなかった」「W杯までに間に合わせ、母国の金メダル獲得に貢献したかった」と投稿した。

「代表でプレーするのが大好きだが、今回は出場を見送って家でチームを応援せざるを得ない」

 米代表を率いるグレッグ・ポポビッチ(Gregg Popovich)ヘッドコーチ(HC)は、ふくらはぎの張りを理由にラスベガスで行われた9日の紅白戦を欠場したボストン・セルティックス(Boston Celtics)のマーカス・スマート(Marcus Smart)に関するフィットネスの情報も待っているところだ。

 16日に米アナハイム(Anaheim)でスペインとのエキシビションゲームを控えている米代表は、今週カリフォルニア州で合宿を再開させることになっている。その翌日にはW杯に向けた親善試合のためにオーストラリアに移動し、同国代表とカナダ代表と対戦する。

 米国代表ではNBAのトップ選手が相次いでW杯の出場を辞退しており、4月にはレブロン・ジェームズ(LeBron James)が欠場を表明。最近ではジェームス・ハーデン(James Harden)をはじめ、アンソニー・デイビス(Anthony Davis)やカウィ・レナード(Kawhi Leonard)らが、新シーズンに備えるとしてW杯の出場を見送った。(c)AFP