【8月13日 AFP】カナダ西部で3人が殺害された事件に関し、同国中部マニトバ(Manitoba)州の樹林で7日に見つかった2人の遺体が、指名手配中だった10代の容疑者であることが確認された。死因は銃による自殺とみられる。連邦警察が12日、検視結果として発表した。

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 死亡が確認されたのは、カム・マクラウド(Kam McLeod)容疑者(19)とブライアー・シュメゲルスキー(Bryer Schmegelsky)容疑者(18)。両容疑者は、オーストラリア人男性と米国人女性のカップルと、カナダの大学教授を殺害した疑いで指名手配され、警察が全国で行方を追っていた。

 事件の捜査では先月22日、被害者の1人から盗まれた車が焼かれた状態で見つかっており、容疑者らの遺体はその現場から約8キロの地点で発見された。

 容疑者らの正確な死亡日時は不明だが、警察によると、同州ギラム(Gillam)の近くで最後に目撃されてから数日間、2人が生きていたことを「強く示唆する情報」がある。警察はこの情報をきっかけに一帯で大規模な捜索を行っていた。(c)AFP