【8月7日 AFP】タイ南東部サケーオ(Sa Kaeo)県の対カンボジア国境付近で6日、同国で貯蔵されていた最後の対人地雷3133個が爆破処理された。

 作業に当たった地雷除去専門機関「タイ地雷活動センター(TMAC)」の兵士らは、地面に掘られた穴の中に複数の対人地雷を積み上げ、その上に火薬を乗せた後、観測区域に移動した上で遠隔操作により爆発させた。

 タイは1998年に対人地雷の使用や貯蔵などを禁じるオタワ条約(Ottawa Treaty)に署名。同条約は、2025年までにすべての地雷を除去することを目標に掲げている。

 しかし、対カンボジア国境沿いの360キロにわたる区間では、カンボジア内戦で使用された地雷が多数散在しており、これらをすべて除去するにはさらなる時間が必要だと、タイ陸軍大将は述べている。(c)AFP