【8月4日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーメジャー第5戦、AIG全英女子オープン(AIG Women's British Open 2019)は3日、英ウォーバーンのウォーバーンGC(Woburn Golf Club)で3日目が行われ、「スマイルシンデレラ」こと渋野日向子(Hinako Shibuno)が単独首位で3日目を終え、夢のメジャー初出場初優勝まで最終日を残すのみとなった。

 7番を終えた時点では、同組でラウンドした首位アシュリー・ブハイ(Ashleigh Buhai、南アフリカ)に5打差と水をあけられた渋野だったが、バックナインでは6バーディーを奪う猛チャージ。スコアを5ストローク伸ばし、2位のブハイに2打差をつける単独首位に浮上した。

 あだ名の通りの笑顔を何度も見せた渋野は、当初の目標は予選突破だったと話しつつ、メジャー女王が見えてきたことについて「もちろん期待以上」「ものすごいことをしていると思う」とコメントした。

 海外での試合は今回が初めてとなる20歳の渋野だが、すでに大きな才能を見せており、5月に日本ツアーのメジャー大会、ワールドレディスチャンピオンシップ(World Ladies Championship Salonpas Cup 2019)を制して初優勝を飾ると、6月には2勝目を挙げている。

 通訳を介してインタビューに応じた渋野は「今回は緊張感が比べものにならない」「リンクスなんだろうなという気持ちで全英オープンに来たが、実際には日本のようなパークランドコースで、そこもうまくいっている理由だと思う」と話した。

 渋野とは逆に、後半3ボギーをたたいて急失速したブハイは、イーブンパーのスコア「72」にとどまり、通算12アンダーで渋野を追っている。

 その下では、韓国勢2人が逆転優勝を狙っている。朴城炫(Sung-Hyun Park、パク・ソンヒョン)はスコア「68」をマークし、通算11アンダーで3位に浮上。エビアン選手権(The Evian Championship 2019)に続くメジャー連勝を狙う高眞榮(Jin Young Ko、コ・ジンヨン)も、同じく68で4打差の4位タイにつけた。

 日本勢では横峯さくら(Sakura Yokomine)が通算6アンダーで14位タイ、アマチュアの安田祐香(Yuka Yasuda)が通算3アンダーで32位タイ、勝みなみ(Minami Katsu)と上原彩子(Ayako Uehara)が通算2アンダーで37位タイ、上田桃子(Momoko Ueda)がイーブンパーで51位タイとなっている。(c)AFP/Elspeth BURNSIDE