【8月2日 AFP】ソマリアの首都モガディシオの市長で、同市で先週起きたイスラム過激派武装勢力「アルシャバーブ(Al-Shabaab)」の自爆攻撃により重傷を負っていたアブディラフマン・オマル・オスマン(Abdirahman Omar Osman)氏が死亡した。同国政府が1日、発表した。事件では行政庁舎が攻撃を受け、市長の他に6人が死亡した。

 市長は7月24日の事件後、治療のため航空機でカタールへ搬送されたが、同国首都ドーハの病院での治療中に死亡した。

 事件では、モガディシオ含むバナディール(Banadir)州の行政庁舎が自爆攻撃を受け、市長以外にも数人が重傷を負った。庁舎では当時、当局者らが会合を開いており、爆発により州高官ら6人が死亡した。

 攻撃については、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系の武装組織であるアルシャバーブが犯行声明を出し、直前に同庁舎を訪れていた国連(UN)のジェームズ・スワン(James Swan)特使を狙ったものだったと表明。同組織は、欧米諸国が支援するソマリア政府に対する武装闘争を数年間にわたり続けている。(c)AFP