【7月31日 AFP】男子ゴルフの米国ツアーで、2019-2020シーズンから、2日目終了後の予選通過ラインが70位タイから65位タイに引き上げられ、通過人数が減る見込みとなったことが、米メディアの報道で分かった。

 米ゴルフ・ダイジェスト(Golf Digest)誌によれば、ツアーの関連委員会でこの方針が承認されたという。これに伴って、通過人数が78人以上の場合に適用されていた3日目終了後の予選落ち「セカンドカット」は廃止になるという。

 ツアー内に設置された選手側の諮問委員会に所属するポール・ケーシー(Paul Casey、イングランド)は、賞金をもらえる選手の数が減るとしても、方針の変更を支持すると話し、「出場機会が奪われるのでない限り、良いことだ。それに僕としては、収入や機会が減るとは思わない」とコメントしている。

 予選通過ラインの引き上げには、最終日を日程通り終わらせるために3人1組でラウンドしなくてはならない、あるいは1番と10番に分かれてラウンドを開始しなくてはならないケースを減らす意味合いもある。ケーシーは「僕らは商品を守る必要がある」「今は週末の3人1組や分散スタートが多すぎる」と話している。(c)AFP