【7月30日 AFP】ブラジル・サンパウロ(Sao Paulo)の検察当局は29日、サッカー同国代表のスーパースター、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)のレイプ疑惑に関して、現地警察が証拠不十分で捜査を打ち切ったと公表した。

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 検察当局はAFPの取材に対し、警察の判断は30日に検察に送られ、15日後までに内容が検討されると明かした。事件に関する最終判断は、裁判官が行うことになっている。

 フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)でプレーするネイマールは、5月にパリのホテルでブラジル人女性をレイプしたとする疑惑について、断固として否定していた。

 この騒動は熱狂的なサッカー大国ブラジルで数か月にわたり話題を独占し、コパ・アメリカ(2019 Copa America)の開催国である同国の準備に暗い影を落とした。ブラジル代表チームは、開幕前の親善試合で負傷したネイマールを欠く中で、南米一を決める同大会で見事に優勝を果たした。(c)AFP