【7月26日 AFP】イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)は25日、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)からMFダニ・セバージョス(Dani Ceballos)をローン移籍で獲得し、フランス・リーグ1のサンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)からはDFウィリアム・サリバ(William Saliba)を補強したと発表した。

 移籍金は2700万ポンド(約36億5000万円)だと報じられている18歳のサリバは新シーズン、ローン移籍先のサンテティエンヌでプレーし、アーセナルへの加入は来夏となる。アーセナルは以前からサリバに興味を持っていたとみられているが、ついに補強を実現させた。

 アーセナルは公式サイトに「高い評価を受けるフランス人DFのウィリアム・サリバが、フランス・リーグ1のサンテティエンヌから完全移籍で加入する」と記した。

「多くのクラブが関心を寄せていたセンターバックは、ローン移籍先のサンテティエンヌで1シーズンを過ごし、来年の夏にチームに加わる」

 サリバは同サイトで「とてつもなく大きなクラブであるアーセナルと契約でき非常にうれしい」と話している。「僕にとってはイングランドで最も大きなクラブで、決断するのは簡単だったし即決できた。とても幸せだ」

 アーセナルのウナイ・エメリ(Unai Emery)監督は、「ウィリアムの加入をうれしく思う。多くのチームが獲得を試みたが、彼はこのチームの一員として未来を担いたいと決心してくれた」とコメントした。

 一方、昨季のスペイン1部リーグで23試合に出場した22歳のセバージョスは、先月のU-21欧州選手権(UEFA EURO U-21 2019)でスペインの優勝に貢献した。

 サリバの獲得が発表される数時間前に加入が明らかになったセバージョスは、「このビッグクラブに加入する上で、決め手になったのは監督の存在」「彼はスペイン人の指揮官で、他のチームにいたころから僕のことを知ってくれている。アーセナルの目標達成に貢献できるようになることがとてもうれしい」と語った。(c)AFP