【7月25日 AFP】ヨルダン沖の紅海(Red Sea)で24日、戦車や兵員輸送機、軍事ヘリコプターなどを海底で展示する、同国初の水中軍事博物館が開館した。

 ダイビングスポットとしてすでに人気が高いアカバ(Aqaba)付近の水深28メートルの海底に、使われなくなった19の軍用兵器が設置された。さらに多くの観光客誘致につながればと期待されている。

 アカバ経済特別区庁(ASEZA)の発表によると、ダイビング場を兼ねたこの水中軍事博物館には、数台の戦車や救急車、軍事用クレーン、兵員輸送機、対空砲台、銃火器類、戦闘ヘリなどが展示されている。

 沈められた兵器は「サンゴ礁のそばに、戦闘陣形を模して配置されている」という。

 同博物館は、ダイビングやシュノーケリングを楽しむ人、また水中観光船を利用する観光客に「スポーツと自然と展覧会」を合体させた「新しいタイプ」の体験を提供することを目指していると、ASEZAは説明している。(c)AFP