【7月23日 AFP】中国ボクシング連盟(CBF)は、来年行われる東京五輪でのメダル獲得数の増加を目指し、「特別アドバイザー」として元世界王者のフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)氏を招聘(しょうへい)したと発表した。

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 CBFは、メイウェザー氏が「東京五輪で素晴らしい成績を収めるという中国ボクシング界のプロジェクトを支援するため、自身の影響力や人脈を惜しみなく使う」ことを約束したと明かした。

 CBFは21日に中国のソーシャルメディア、「微信(ウィーチャット、WeChat)」を更新し、その中で発表を行った。一方のメイウェザー氏は、自身のソーシャルメディアで今回の任命について言及しておらず、CBFも詳細は明かしていない。

 中国では一時ボクシングが禁止されていたが、2004年のアテネ五輪では鄒市明(Shiming Zou、ゾウ・シミン)がライトフライ級で銅メダルを獲得し、これが同国にとってボクシングで初のメダルとなった。

 鄒は2008年の北京五輪と2012年のロンドン五輪では金メダルに輝いており、女子ボクシングが採用されるようになったロンドン五輪以降、中国人選手はさらなる成功を収めている。(c)AFP