用具テスト不合格のシャウフェレが全英OPに怒り、「イメージ汚された」
このニュースをシェア
【7月21日 AFP】第148回全英オープン(The 148th Open Championship)に出場中のザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele、米国)が、自身のドライバーがロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフ・クラブ(R&A)のテストに引っかかった話がどこかから漏れたことについて、R&Aの怠慢だと怒りを見せている。
R&Aは、選手の用具を調べてドライバーヘッドのスプリング効果を制限する規則を満たしているかどうかをテストする試みを2018年から導入。その中でシャウフェレは、自身の用具がテストで不合格だったことを全選手の中で初めて公にし、テスト結果を外部に漏らしたR&Aに対して憤った。
「僕が怒っているのは、R&Aがこの件を内密にしたままにせず、僕のイメージを汚したからだ。だからこうして前に歩み出て、やられたのとそっくりそのまま同じ方法でやり返すことにした」「R&Aは秘密を漏らさないという仕事をしなかった。だからやるべきではないと感じながらも、事の経緯や、知っている事情について話すことはできると思っている」
「不愉快な話題だ」「僕は他の選手から違反者と呼ばれている。もちろんジョークだが、200人の前で『違反者』と呼ばれるのは気持ちの良いものじゃない」
シャウフェレは初日、ドライバーでのフェアウエーキープが14ホール中わずか6ホールにとどまり、3オーバーのスコア「74」とつまずいた。2日目に「65」と巻き返し、3日目も「69」をマークして通算5アンダーにまでスコアを伸ばしてきたが、初日の出遅れは替わりのドライバーがうまく見つからなかったことが原因だと確信している。
「僕らは巡業中のサーカスだ。ツアーのある部分が、みんながなんだかおかしいと思う理由で変わっていく。そのせいで、自分のゴルフを見失ってしまった」
さらにシャウフェレは、不合格のクラブが使えなくなったのは構わないが、テストの対象になったのが30人だけで、残りの選手は同じクラブをそのまま使っている可能性があることに納得がいかないと主張している。
「基準を満たさないなら、喜んで自分のドライバーを諦める。だけど今回は他に130人の選手が出場していて、その中には不合格のドライバーを同じように使っている選手もいるかもしれないんだ」「全員をテストすること。単純明快な話じゃないか」 (c)AFP