【7月20日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーのメジャー第4戦、第148回全英オープン(The 148th Open Championship)は19日、北アイルランドのロイヤル・ポートラッシュ・ゴルフクラブ(Royal Portrush Golf Club)で2日目が行われ、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)はカットラインに遠く及ばず予選落ちを喫した。厳しい2日間を終えた同選手は、しばらく休養を取って回復を目指す意向を明らかにした。

 メジャー通算15勝を誇るウッズは2日目に1アンダーをマークしたが、「78」を記録した悲惨な初日のつけを支払うことになり、通算6オーバーに終わった。予選通過のカットラインまでには5ストロークの開きがあった。

 来月始まるプレーオフのフェデックス・カップ(FedEx Cup 2019)で復帰する予定のウッズは、「とにかく、ゴルフから離れてしばらく休養を取りたい」「(休暇で)タイまで長い距離を移動した後、次々と大会に向けて準備に励んできた。各地を転戦して何度も飛行機で移動し、とにかく動き回ってあちこちのホテルに滞在したりしていた。とにかく家に帰りたい」と明かした。

 大会初日の18日は寒いコンディションとなり、持病を抱える腰が凝り固まってしまう中で「痛み」を感じていたウッズは、2日目にスイングのやり方を少し変えたところ、痛みが著しく改善されたという。

「セットアップで体のねじり方を変えて、スイングにマイナーチェンジを加えたんだ。正直なところ以前のような柔軟性がなくなっていて、それは二度と取り戻せないだろうからね。だから、こうして調整していくしかない」

 現在43歳のウッズは、今季の調子に波があるのは年齢のせいであると確信しており、「年齢を重ねたアスリートにとって受け入れがたいことの一つは、23歳の頃のように調子が安定しないということだ」と語った。

「状況が変わっている。調子がすごく良くなって、優勝争いに食い込めれば大会に勝てるだろう」「だけど、調子が上がっていかないときもある。二十数年前のようにはいかないんだ」「以前の体は違っていて、もう少し調子が安定していた」 (c)AFP/Kieran CANNING