【7月20日 AFP】アフリカネーションズカップ(2019 The Africa Cup of Nations)は19日、決勝が行われ、アルジェリアが1-0でセネガルを下して29年ぶり2度目の大会制覇を果たした。

 アルジェリアは2分、バグダード・ブーンジャー(Baghdad Bounedjah)の放ったシュートが相手選手に当たると、山なりになったボールがGKの頭上を越えてゴールネットを揺らした。夢のようなスタートを切ったアルジェリアはこの1点を守り、地元開催だった1990年大会以来となるトロフィーを獲得した。

 アルジェリアのGKライス・エンボリ(Rais M'Bolhi)は「信じられない。この勝利は母国全体のもの」「今は事態がのみ込みにくいけれど、帰国したら自分たちが成し遂げたことに気が付くと思う」と語った。

 一方で敗れたセネガルは、またも大会初制覇がお預けになった。今大会のグループステージでも同じスコアでアルジェリアに敗れていたセネガルのアリュー・シセ(Aliou Cisse)監督は、現役時代の2002年に主将として大会に出場し、その時も決勝で敗れていた。

 シセ監督は「かなり早い時間帯にゴールを許した。全体的には同点には値すると思ったが、そうはならなかった」「選手たちを祝福したい。この大会に向けて長らくともにやってきた。タイトルを目指していたが、今夜は自分たちの思うようにはならなかった」とコメントしている。(c)AFP/Martyn WOOD