【7月18日 AFP】ボクシング、WBCフランチャイズ、WBAスーパー、IBF世界ミドル級統一王者の「カネロ」ことサウル・アルバレス(Saul Alvarez、メキシコ)が17日、ふさわしい対戦相手が見つからなかったとして、9月に試合を行う計画を断念したと明かした。

 判定勝ちした5月のダニエル・ジェイコブス(Daniel Jacobs、米国)戦が最後の試合となっているアルバレスは、メキシコの独立記念日の頃にファイトを行うのが恒例となっており、今年は9月14日にリングに上がる予定だったが、今回は試合の時期を遅らせると発表。

 プロモーターであるゴールデン・ボーイ・プロモーション(Golden Boy Promotions)を通じて「一メキシコ人として、5月と9月の両方で国を代表するのは責任であると同時に名誉なことだ」「しかし統一王者として、できるだけエキサイティングで見ごたえのあるファイトをする責任もある」とコメントした。

 アルバレスはWBO世界ライトヘビー級王者のセルゲイ・コバレフ(Sergey Kovalev、ロシア)と防衛戦の可能性を探っていると報じられていた。また昨年に判定勝ちした元ミドル級王者のゲンナディ・ゴロフキン(Gennady Golovkin、カザフスタン)との3度目の対戦については、陣営が消極的な姿勢を見せているという。(c)AFP