【7月18日 AFP】イラク北部クルド人自治区の中心都市アルビル(Arbil)で17日、銃撃があり、現地駐在のトルコ副領事ら少なくとも2人が死亡した。トルコ政府は事件を受け、「報復」を宣言した。

 今のところ犯行声明は出ていないが、トルコは今年5月からイラク北部で武装組織「クルド労働者党(PKK)」の拠点に対して激しい攻勢を仕掛けている。

 事件では17日午後、多数の飲食店とトルコ領事館があるアルビル北部アインカワ(Ainkawa)地区のレストランで、少なくとも1人の銃撃犯がトルコ領事館の職員らに向け発砲。クルド人治安部隊「アサイシュ(Asayesh)」は「アルビルのレストラン前で起きた銃撃で、トルコ領事館職員1人と民間人1人が死亡し、3人目が負傷した」と明らかにした。

 地元警察筋がAFPに語ったところによると、殺害された外交官はトルコ副領事で、銃撃犯は現場から逃亡した。(c)AFP/Abdulhamid Zebari