【7月18日 AFP】国際原子力機関(IAEA)の天野之弥(Yukiya Amano)事務局長(72)が健康上の理由で来年3月に辞任する意向であることが17日、外交筋の話により明らかになった。IAEAは、崩壊の恐れが高まっているイラン核合意の履行状況を監視している。

 匿名を条件にAFPの取材に応じた外交官は、「天野事務局長の辞任に関する正式発表は来週に予定されている」と語った。

 天野氏は2009年からIAEAの事務局長を務め、現任期は2021年まで続く予定だった。だが、同じく匿名でAFPの取材に応じた別の外交官によると、天野氏は健康上の理由から辞任する意向だという。

 IAEAは17日、天野事務局長が同機関の理事会と「自身の将来に向けた計画について」話し合っていると述べたが、それ以上のコメントは差し控えた。(c)AFP