【7月17日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は16日、ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)からDFアブドゥ・ディアロ(Abdou Diallo)を獲得したと発表した。

 契約期間は5年で、独キッカー(Kicker)誌によれば、3200万ユーロ(約38億8000万円)の移籍金に加え、ボーナスとしてさらに200万ユーロ(約2億4000万円)が支払われたという。

 リーグ1のASモナコ(AS Monaco)でキャリアをスタートさせたディアロは、現在23歳。

 チームがリーグ優勝を果たした2016-17シーズンにはリーグ戦5試合に出場し、その後ブンデス1部のマインツ05(Mainz 05)に渡ると、昨季はドルトムントでプレーするなど2年間をドイツで過ごした。また、先月行われたU-21欧州選手権(UEFA EURO U-21 2019)にもフランス代表として出場する資格があったが、けがのため欠場を余儀なくされた。

 PSGがこの夏に獲得した新戦力は、ディアロで5人目。クラブはすでにセビージャFC(Sevilla FC)からMFパブロ・サラビア(Pablo Sarabia)、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)からMFアンデル・エレーラ(Ander Herrera)をそれぞれ獲得し、さらにチェルシー(Chelsea)を退団したGKマルチン・ブーカ(Marcin Bulka)、アヤックス(Ajax)のDFミッチェル・バッカー(Mitchel Bakker)という19歳の若手2人も補強している。

 一方のドルトムントも、先月バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)からDFマッツ・フンメルス(Mats Hummels)を3800万ユーロ(約46億円)で買い戻しており、ディアロを快く送り出した。(c)AFP