【7月11日 CNS】中国河北省(Hebei)石家荘市(Shijiazhuang)深沢県(Shenze)にある村が、100か所以上のトイレを造ったと虚偽の報告をして、国から奨励補助金をだまし取った問題が発覚した。深沢県宣伝部は4日、連合調査チームを発足させ、全県の農村トイレ改造工事の実態を調査すると発表した。

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 中国中央テレビ(CCTV)の報道によると、深沢県では2015年から農村のトイレ改造プロジェクトを始めた。トイレ1か所に対し、500元(約7900円)の補助金が支給されるが、橋頭郷営里村ではこの制度を利用し、100か所以上のトイレを増設したと嘘をついていた。

 村人の証言によると、登録されている684個の改造トイレのうちに、100か所以上は実際には存在しないか、施工されていないという。

 県政府は問題を重視し、県規律委員会、監察委員会、農業農村局、衛生健康局などが連合調査チームを編成。全県の農村トイレ改造工事の進捗状況を調査し、早期に結果を公表するとしている。(c)CNS/JCM/AFPBB News