【7月9日 AFP】タジキスタンで刑務所間を移送されていた受刑者14人が中毒死する事件があり、司法省は8日、刑事事件として捜査を開始したと発表した。別の受刑者1人が汚染されたパンを与えた可能性があるという。
 
 事件は7日、女性8人を含む受刑者100人余りが北部から南部の刑務所に車で移送されていた際に発生した。

 国営通信社ホバル(Khovar)が報じた司法省の発表によると、移送中の車両の1台で受刑者1人が他の16人にパンを回したところ、パンを食べてから30分後に「受刑者16人は吐き気とめまい、嘔吐(おうと)を発症した」という。医療スタッフはうち2人しか助けることができなかった。

 検察当局はこの件について、刑事事件として捜査を開始したという。(c)AFP