【7月7日 AFP】アフリカネーションズカップ(2019 The Africa Cup of Nations)は6日、決勝トーナメント1回戦が行われ、開催国エジプトは南アフリカに0-1で敗れた。

 グループリーグの3試合で精彩を欠いていた南アフリカは、通算7度の優勝を誇り、リバプール(Liverpool FC)のモハメド・サラー(Mohamed Salah)を擁するエジプトには勝ち目がないとみられていたが、85分にテムビンコシ・ローチ(Thembinkosi Lorch)が決勝点を決めて開催国を葬り去った。

 南アフリカは、同日行われたもう1試合で前回王者のカメルーンに勝利したナイジェリアと準々決勝で対戦する。

 敗退を受けてエジプトサッカー協会(EFA)のハニー・アボ・ライダー(Hani Abou Rida)会長は6日夜に辞任し、自身の技術チームを「解雇」している。EFAはこの決定は「エジプトのサポーターを失望させた道義的責任」であるとし、理事全員に辞任を促したという。

 また、エジプトを率いるハビエル・アギーレ(Javier Aguirre)監督も今大会でのマネジメントが批判されており、同国のレジェンドであるワエル・ゴマー(Wael Gomaa)氏は、メキシコ人監督は「何の戦術も戦略もなかった」と非難している。

 アギーレ監督は試合後、「この瞬間まで何の決定もない。私は控室で選手たちと話をした。あす(7日)にEFAの関係者と話をする」とコメントしている。(c)AFP