【7月5日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は4日、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を退団したMFアンデル・エレーラ(Ander Herrera)を、フリートランスファーで獲得したと発表した。

 2024年までの5年契約を結んだ29歳のエレーラは「PSGに加入し、この配色を身にまといたいと強く思っていた」とコメントした。

「このクラブには非常に美しい物語があり、新たなページを飾ることができうれしく思う。このチームに加入できて信じられないような気持ちだ」「三つのことを約束する。それは努力、プロフェッショナリズム、情熱だ」

 2014年、スペイン1部リーグのアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)からユナイテッドに移籍したエレーラは、所属した5シーズンで189試合に出場し20得点を挙げ、特にジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)氏が率いていた際には大一番で頼りになる選手となった。

 PSGは今夏、プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)から10代のGKマルチン・ブーカ(Marcin Bulka)、1800万ユーロ(約22億円)から2000万ユーロ(約24億円)と報じられる移籍金でセビージャFC(Sevilla FC)のMFパブロ・サラビア(Pablo Sarabia)を獲得しており、エレーラは3人目の補強になる。

 PSGでは、契約満了となったアドリアン・ラビオ(Adrien Rabiot)がイタリア・セリエAのユベントス(Juventus)に移籍しており、トーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は中盤の強化を目指している。

 昨シーズン、ロシア1部リーグのロコモティフ・モスクワ(Lokomotiv Moscow)にローン移籍していたMFグジェゴシュ・クリホビアク(Grzegorz Krychowiak)は、完全移籍で同クラブに渡った。

 PSGは昨シーズンの国内リーグを制覇したが、ユナイテッドを相手に欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)の決勝トーナメント1回戦でまさかの敗退を強いられ、トゥヘル監督は厳しく批判された。(c)AFP