【7月4日 AFP】アルゼンチンサッカー協会(AFA)は3日、ブラジルに敗れたコパ・アメリカ(2019 Copa America)準決勝で「重大で不快な審判のミス」があったとして、南米サッカー連盟(CONMEBOL)に苦情を申し立てた。

 リオネル・メッシ(Lionel Messi)を擁するアルゼンチンは、前日に行われた準決勝で宿敵ブラジルに0-2で敗れ、1993年以来の主要タイトル獲得は持ち越しとなった。

 AFAのクラウディオ・タピア(Claudio Tapia)会長はまた、ブラジルのジャイル・ボルソナロ(Jair Bolsonaro)大統領の試合観戦は「政治的なデモンストレーションであったことは明らか」として批判している。

 タピア会長は6ページの書簡をCONMEBOLに提出。同連盟とロディー・サンブラーノ(Roddy Zambrano)主審のジャッジに不満を示した代表チームとメッシを援護した。

 タピア会長は、サンブラーノ主審は「最低でも二つの場面で不当にビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定の使用を拒否し、このことが明らかに試合の結果に影響した」と主張している。

 また会長は、AFAは「サンブラーノ主審のネガティブな背景」を理由として、試合前から審判団の指名に疑問を呈していたと明かしている。(c)AFP