【7月4日 AFP】女子サッカーW杯フランス大会(FIFA Women's World Cup 2019)は3日、準決勝が行われ、オランダはシャッキー・フローネン(Jackie Groenen)が延長戦に決勝ゴールを挙げ、スウェーデンに1-0で勝利して米国が待つ決勝に駒を進めた。

 試合は0-0のまま延長戦に突入すると、柔道のユース世代の欧州選手権で銅メダルを獲得した経験を持ち、先日マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)への移籍に合意したMFフローネンがスウェーデンゴールをこじ開け、オランダが99分に均衡を破った。

 ダニエレ・ファンデドンク(Danielle van de Donk)の縦パスが相手に当たると、これを拾ったフローネンはゴールまで約18メートルの位置から低い弾道のシュートを選択。ボールはGKヘードビグ・リンダール(Hedvig Lindahl)の手をかすめ、ゴールの隅に吸い込まれた。

 自国開催となった2017年の欧州女子選手権(UEFA Women's Euro 2017)を制したオランダは、今大会の決勝トーナメントで優勝経験を持つ日本や、イタリアを下しており、これでW杯の初優勝にあと1勝と迫った。

 これが2度目のW杯出場のオランダにとって、決勝進出は見事な快挙だが、決勝で米国の連覇を阻むにはパフォーマンスを劇的に向上させなければならないだろう。米国は前日の試合でイングランドに2-1で競り勝ち、3大会連続となる決勝進出を決めている。(c)AFP/Andy SCOTT