【7月3日 AFP】コパ・アメリカ(2019 Copa America)は2日、準決勝が行われ、ブラジルは2-0で因縁のライバル、アルゼンチンを退けて決勝進出を果たした。

 ブラジルは前半にガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)、後半にロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)がゴールを決めて勝利し、対するアルゼンチンのリオネル・メッシ(Lionel Messi)はまたしても主要国際大会のタイトルに手が届かなかった。

 長年のライバルである両国が主要大会で対戦するのは、ブラジルが3-0でアルゼンチンを下した2007年のコパ・アメリカ以来12年ぶり。その中でブラジルは、それぞれ1ゴール1アシストを決めたジェズスとフィルミーノという、イングランド・プレミアリーグで活躍する二人が勝利の立役者となったが、同時に主将のダニエウ・アウベス(Daniel Alves)も先制点に大きく貢献した。

 アウベスは「自分たちの目標にまた一歩前進した。ここまでは設定した目標をすべて達成してきている」「多くの人は僕らに疑いの目を向けていたが、自分たちの力やプラン、費やしてきた努力を強く信じている」とコメントした。

 ブラジルは7日の決勝で、3日に行われる準決勝のもう1試合、チリ対ペルー戦の勝者と対戦する。

 一方、母国に主要大会のトロフィーをもたらすことを目指していたメッシは、またしても失意に暮れる結果に終わった。ただし、2020年にはアルゼンチン・コロンビア共催のコパ・アメリカが再び行われるため、メッシにはもう一度チャンスがめぐってくる。

 アルゼンチンのリオネル・スカローニ(Lionel Scaloni)監督は「われわれが決勝へ行くべきだったし、それにふさわしいチームだったのは間違いない。しかしサッカーはときに不公平だ」とコメントした。(c)AFP/Barnaby CHESTERMAN