【7月8日 CNS】中国・吉林省(Jilin)長春市(Changchun)の長春医学高等専科学校の実験室で、学生らが、細菌を「絵具」に、培養シャーレを「キャンバス」にして多くの「命」のある絵画作品を作り出しており、科学愛好家の注目の的となっている。

 「細菌画」を作るには、まず、培養シャーレ上のフタを開け、ベランダや階段などに置く。すると、空気中の細菌が入ってきて、ある程度成長させれば、細菌画の「絵具」となる。そのあと、培養に必要な37度の恒温環境で、24時間置くと、細菌はゆっくりと繁殖してコケ状になり、画の形が見えてくる。

 適切な環境下では、細菌の繁殖速度は極めて速く、20分で1世代が繁殖するとして、24時間経つと培養シャーレ上の細菌数は軽く数十億個を超える。(c)CNS/JCM/AFPBB News