【6月27日 AFP】ポルトガル1部リーグのベンフィカ(Benfica)は26日、スペイン1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)が19歳のジョアン・フェリックス(Joao Felix)に対し、1億2600万ユーロ(約154億円)の獲得オファーを出したと明かした。

 仮に契約がまとまれば、フェリックスの移籍金はネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)、フィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)、ウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)に次ぐ史上5番目の高額となる。

 ベンフィカは発表文の中で、アトレティコ側からのフェリックス獲得オファーを「分析中」としている。

 アタッカーのフェリックスは、マンチェスター・シティ(Manchester City)やマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)、ユベントス(Juventus)など欧州トップクラブへの移籍がうわさされている。

 アントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)が新たな挑戦を求めるために今夏退団することが見込まれているため、フェリックスの獲得レースで勝利することはアトレティコにとっては大きな補強となる。

 セントラルだけでなく両サイドでもプレーができるフェリックスは、18-19シーズンに公式戦43試合に出場し20得点を記録し、チームのリーグ優勝に貢献するなど躍進の1年を過ごした。

 また今月初めにはポルトガル代表デビューを果たし、UEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2018-19)準決勝のスイス戦でクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)らとともに先発出場を飾った。(c)AFP