【6月23日 AFP】コパ・アメリカ(2019 Copa America)は22日、グループAの試合が行われ、ブラジルは相手GKのミスにも助けられて5-0でペルーに大勝し、グループ首位通過を決めた。

 ブラジルはカゼミーロ(Casemiro)、ロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)、エベルトン(Everton Sousa Soares)、ダニエウ・アウベス(Daniel Alves)、ウィリアン(Willian Borges da Silva)がゴールを記録。グループAを1位で突破し、ポルトアレグレ(Porto Alegre)で行われる準々決勝では、今大会は良いところがない因縁のライバル、アルゼンチンと対戦する可能性がある。

 ペルーは、1点ビハインドの場面でGKペドロ・ガジェセ(Pedro Gallese)のひどいミスからフィルミーノに追加点を許すと、そこから一気に崩れて試合は一方的な展開になった。

 勝ち点4でグループリーグの戦いを終えたペルーは、グループ3位のうち成績上位2チームに入って決勝トーナメントに進出することを目指し、23日と24日に行われる残り2グループの結果を待つ。コパ・アメリカが出場12か国、トーナメント進出8チームの形式を採用した1993年大会以降、勝ち点4を獲得して敗退したチームはまだ一つもない。

 グループのもう1試合では、ベネズエラが3-1でボリビアに勝利。ペルーを上回って2位でのグループ突破を決め、ブラジルサッカーの聖地、リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)のマラカナン・スタジアム(Maracana Stadium)で行われる準々決勝に進出した。

 開始早々の2分、味方のクロスに合わせたダルウィン・マチス(Darwin Machis)のヘディングシュートで先制し、絶好のスタートを切ったベネズエラは、55分にもマチスの2点目でリードを広げた。

 その後はバー直撃のシュートなどもあってダメ押し点を奪えずにいる間に、ボリビアのレオネル・フスティニアーノ(Leonel Justiniano)にミドルシュートを決められて1点差に詰め寄られたが、最後は味方のクロスをホセフ・マルティネス(Josef Martinez)が頭で押し込み、ベネズエラがベスト8の椅子をつかんだ。(c)AFP/Moises AVILA