【6月22日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦しているフェラーリ(Ferrari)は21日、今季第7戦カナダGP(Canadian Grand Prix 2019)決勝で、セバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)がペナルティーを科されて勝利を逃したことに関する再審請求を却下された。

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 第8戦フランスGP(France Grand Prix 2019)決勝に向けたフリー走行の間に開かれたカナダGPのスチュワードによる聴聞会では、フェラーリが確信を持ち、さらに「驚くべき」新証拠があったとの主張が退けられた。

 この結果、カナダGPの勝者はメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)に確定した。

 F1で通算5度の総合優勝を誇るハミルトンは、カナダ・モントリオールでのレースでベッテルに次ぐ2位でフィニッシュしたものの、ベッテルが5秒のペナルティーを科されて繰り上げ優勝となった。

 問題のレースでは、コースを外れたベッテルが最初のシケインで芝生を通ってコースに復帰し、その際に2番手を走行していたハミルトンが衝突を回避するために慌てて動くことを余儀なくされ、これが危険な行為と判断されて処分を受けた。(c)AFP/Tim COLLINGS