【6月19日 AFP】2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)招致をめぐる汚職疑惑に関する捜査で、フランス当局に身柄を拘束された欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ(Michel Platini)前会長が、19日に釈放されたことが分かった。AFPの記者が明かした。

 プラティニ前会長は18日、カタール大会招致をめぐる汚職疑惑の捜査の一環として、パリ西郊ナンテール(Nanterre)で捜査当局から事情聴取を受けていた。

 しかし前会長の弁護士が19日の午前1時前、「彼はもはや拘束されていない」と発表。弁護士は、プラティニ氏に犯罪の嫌疑がかかっているわけではないことを明かし、「なんでもないことで大騒ぎになっている」と続けた。

 疲れた様子で聴取が行われた建物から出てきたプラティニ前会長も報道陣の取材に応じ、「長かったが、質問の量を考えれば仕方がない。2016年の欧州選手権(UEFA Euro 2016)とW杯ロシア大会(2018 World Cup)、カタール大会、国際サッカー連盟(FIFA)について聞かれた」と話した。

 また代理人を通じてコメントを発表し、今回の件は「自分の知らない話」だと疑惑を否定している。(c)AFP