【6月19日 AFP】中東のオマーン湾(Gulf of Oman)で先週発生し、米国がイランの関与を主張しているタンカー攻撃について、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は、重大視しない姿勢を示し、中東からのエネルギー供給に対する米国の依存度は以前よりも低下していると指摘した。

 トランプ氏は、米誌タイム(Time)が17日に掲載したインタビューで、ノルウェーと日本のタンカー2隻が損傷を受けた攻撃について、「これまでのところ、非常に軽微だ」と表明。一方で、攻撃にイランが関与したとの米情報機関の分析を受け入れると言明した。

 イランはタンカー攻撃への関与を否定。イランはまた、同国が核兵器技術の開発を秘密裏に進めているとの米国の主張も否定しており、両国間では核問題をめぐる緊張が高まっている。

 トランプ氏はタイム誌に対し、イランの核兵器保有を阻止するためには軍事行動も辞さないとした一方、その必要がなければ戦争は望んでいないと語った。(c)AFP