【6月21日 Xinhua News】中国北京市園林緑化局は17日、同市の風砂(風と砂ぼこり)対策の一つ、京津(北京・天津)風砂源対策プロジェクトでは北京で830万ムー(約5533平方キロ)を造林し、プロジェクト実施地域の山間地帯の森林率が53.9%に達したことを明らかにした。

 同プロジェクトは中国が北京・天津地域の風砂被害を減らすために実施した重要な措置。同局防砂治砂弁公室の胡俊介(Hu Junjie)主任によると、プロジェクトは2000年に開始して以来、北京の門頭溝(Mentougou)、昌平(Changping)、延慶(Yanqing)などの区で累計830万ムーを造林し、100万ムーに草を植え、首都を風砂から守る第一の防衛線を構築した。

 データによると、2018年末までに北京のプロジェクト実施地域では山間地帯の森林率が53.9%に達し、2000年から14.1%上昇した。

 同市はここ数年、土地の砂漠化を防ぎ、緑化の発展を推進するため、各生態プロジェクトを推進し、風砂対策は大きな成果を上げてきた。かつての風砂被害エリアは緑あふれる景観の生態観光レジャー地域になり、周辺の人々や都市住民を引き付けている。(c)Xinhua News/AFPBB News