【6月19日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2019)は18日、決勝トーナメント1回戦第1戦が各地で行われ、前年王者の鹿島アントラーズ(Kashima Antlers)はセルジーニョ(Sergio Antonio Soler de Oliveira Junior 'Serginho')のゴールでサンフレッチェ広島(Sanfrecce Hiroshima)に1-0で勝利した。

 ホームの鹿島は24分、土居聖真(Shoma Doi)が左サイドを駆け上がり、広島のペナルティーエリア内に進入してクロスを送ると、このボールは相手DFの野上結貴(Yuki Nogami)にブロックされたが、ゴール前で待っていたセルジーニョがこぼれ球を頭で押し込み、今大会での3点目をマークした。

 一方の広島はグループステージを5連勝で締めくくるなど今大会で調子の良さを見せていたが、この日は鹿島GK權純泰(Sun-Tae Kwoun、クォン・スンテ)をほとんど脅かすことができず、86分にはこの日2枚目のイエローカードでMF稲垣祥(Sho Inagaki)が退場になった。

 また、2度のアジア制覇を誇る広州恒大(Guangzhou Evergrande FC)は、オウンゴールが決勝点となり山東魯能(Shandong Luneng)との中国勢対決を2-1で制した。

 アウェーの山東魯能は0-1で迎えた後半、マルアン・フェライニ(Marouane Fellaini)のアシストから張馳(Chi Zhang、ジャン・チー)が同点ゴールを挙げると、負傷者の数に悩まされる広州恒大と引き分けるかに思われた。

 しかし80分、楊立瑜(Liyu Yang、ヤン・リュウ)のクロスがDF鄭錚(Zheng Zheng、ジェン・ジェン)に当たると、これがゴールに吸い込まれ、広州恒大がオウンゴールで勝ち越しに成功した。

 両試合の第2戦は25日に行われる。(c)AFP