【6月19日 AFP】女子サッカーW杯フランス大会(FIFA Women's World Cup 2019)は18日、グループCの試合が行われ、オーストラリアはサム・カー(Sam Kerr)が4ゴールを挙げる活躍を見せ、ジャマイカに4-1で勝利し2位で決勝トーナメント進出を決めた。

 前半のうちにヘディングで2ゴールを奪ったカーは、69分にも追加点を挙げてW杯でハットトリックを達成した初のオーストラリア人選手となると、さらにその後もう1点をマークした。

 同組のもう一方の試合ではブラジルがイタリアを1-0で下したため、イタリア、オーストラリア、ブラジルの3チームが6ポイントで並んだ。しかし、イタリアが得失点差で1位となり、この日4ゴールを奪ったことで総得点でブラジルを上回ったオーストラリアが2位通過となった。

 オーストラリアはイタリアとの初戦に敗れ、続くブラジル戦でも前半のうちに0-2とリードされるなど、一時はW杯での戦いは終わりを迎えたかに思われた。しかし、ブラジル戦で3-2の逆転勝利を収めると、この日もジャマイカに大勝して16強入りを果たした。

 一方のジャマイカはハヴァナ・ソローン(Havana Solaun)が同チームにおけるW杯での初ゴールを挙げたが、全敗で大会を去ることになった。

 オーストラリアは22日に行われる決勝トーナメント1回戦で、グループAを2位で通過したノルウェーと対戦する。(c)AFP