【6月18日 AFP】男子テニス、フィーバーツリー選手権(Fever-Tree Championships 2019)は17日、シングルス1回戦が行われ、大会第2シードのケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)は4-6、7-6(7-5)、6-4でキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)に辛くも勝利し、今グラスシーズン初戦を白星で飾った。

 肘の故障でクレーコートシーズンを全休していたアンダーソンにとっては、これが3月以来の実戦となった。第1セットを4-6で奪われ、実戦形式の練習が足りていないかと思われたが、第2セットで徐々にリズムをつかむと、このセットをタイブレークでものにして決着を最終セットに持ち込んだ。迎えた第3セットでは、この試合で初めてブレークに成功して3-2とリードし、そのまま勝利を手にした。

 昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)で準優勝に輝いたアンダーソンは「戻ってこられて最高の気分。どんなときも大会を欠場するのはつらいが、ここまで帰ってくるのに多くの時間と努力をつぎ込んできた」と話した。

「今は良い感触だ。きょうも長い3セットの試合を持ちこたえることができた。リズムが良かったし、グラスコートだったということも自分に有利に働いた」

 同日の試合では、大会連覇を狙う第5シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)が6-1、7-6(7-5)でクリスティアン・ガリン(Cristian Garin、チリ)に快勝した。

 また、第4シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)、ディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)、ニコラ・マウー(Nicolas Mahut、フランス)はストレート勝ちで初戦突破を決めている。(c)AFP