【6月18日 AFP】女子テニス、世界ランキング1位の大坂なおみ(Naomi Osaka)は17日、グラス(芝)コートでハードコートのような成功を収めるまでには長い道のりがあると認めた。大坂はウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)を見据え、今週開催されるグラスコート大会のネーチャーバレー・クラシック(Nature Valley Classic 2019)に出場する。

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 前回のウィンブルドンでは最終的に優勝したアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)から6ゲームしか奪えず完敗した大坂は、その後の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)で四大大会(グランドスラム)2連勝を果たした。

「芝はあまり心地よくない。子どもの頃はグラスでプレーしたことがなかった」「(サーフェスが変わる)最初の大会はいつも難しい。雨の影響でグラスでは2回しか練習できていない。できる限りのことはしてきたと思う」「(芝は)これまでプレーしてきたところとは何もかもが違う」

 しかし、不慣れなサーフェスでも選手として成長したことを証明したいと考えている大坂は「芝に来ると最後にプレーした試合を思い出す。それはウィンブルドンで、去年はケルバーにこてんぱんにやられた」「もちろんその試合についても考えてみるつもりだが、1年の中で成長したことなど、全体的な視点で考えたい」と付け加えた。

 大坂は3回戦敗退に終わった全仏オープンテニス(French Open 2019)後に取った待望の1週間の休暇が、ウィンブルドンで3回戦の壁を初めて突破するための活力になると考えている。「全米以降はいろいろなことが急展開だったのでリフレッシュできた感じがする。休養が必要だと感じていたし、取れて良かった」 (c)AFP