【6月19日 Xinhua News】中国科学院シーサンパンナ熱帯植物園はこのほど、中国のクモ分類学者がカニグモ科の新種「Platythomisus xiandao」を発見したことを明らかにした。研究成果は生物学誌「Zookeys」に掲載された。

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 論文著者の林業傑(Lin Yejie)氏は2017年にこのクモの標本を採集したが、誤ってカニグモの一種である「P.octomaculatus」と鑑定した。その後、形態比較や分子証拠により新種だと判明し「Platythomisus xiandao」と名付けた。

 林氏は、今回発表した「Platythomisus xiandao」を中国科学院シーサンパンナ熱帯植物園で採取したと説明。このクモについて「非常に美しい」と述べ、「雌グモは体長は約13ミリで二つの爪が大きく、色が鮮やかで背中に斑点がある。雄グモは頭が小さく、背中に赤やピンク色の模様がある」と特徴を紹介した。(c)Xinhua News/AFPBB News