【6月17日 AFP】男子テニス、ノベンティ・オープン(NOVENTI OPEN 2019)の開幕を前に、史上最多10回目の大会優勝を目指すロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が「フレッシュ」さを強調しつつ、グラスコートでは集中力の持続がカギになると話した。

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 37歳となるフェデラーは、全仏オープンテニス(French Open 2019)ではラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)の前に敗退したが、ノベンティ・オープン開幕を控えた会見で、得意とする芝では自身本来のプレーに戻れるはずだと話している。

「四大大会(グランドスラム)で再び準決勝に到達できたのは良かったし、それに自分にとっては久しぶりのパリだった」「今はフレッシュだと感じているし、しっかり休んで、芝のシーズンに向けた準備はできている」「このサーフェスは自分に合っている。直感的で、攻撃的なテニスが好きなんだ。芝の試合は短いラリーで決まることが多い。しっかりと目を覚まして、集中していないといけない」

 2000年の初出場以来、この大会に15回以上も出場しているフェデラーは、「ハレ(Halle)では常に優勝が目標になる」「この会場が大好きだから、非常に気持ちよく大会を迎えられる」とコメントし、前回決勝でボルナ・チョリッチ(Borna Coric、クロアチア)に敗れて逃した「10回目の優勝ができたら最高だ」と続けた。

 また、会場を見下ろすホテルに部屋を取って上からの視点を楽しんでいることも明かし、「ここに来た友人たちは、ホテルでテニスを生観戦できるのが信じられないみたいだ。ライバルや友人のプレーをバルコニーから見られるのは最高にクールだよ」とも話した。

 今回からノベンティ・オープンに名称が変わった今大会で、フェデラーは1回戦でジョン・ミルマン(John Millman、オーストラリア)と対戦する。

 2018年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)で敗れているくせ者との再戦に、フェデラーは「ジョンは常にタフな相手で、絶対に諦めない。いつもコートで100パーセントを出してくるから、非常に厳しい試合になるだろう。しかし、自分がまさに必要としているのは、おそらくそういう試合だ」とコメントした。(c)AFP