【6月17日 AFP】男子テニス、メルセデス・カップ(MercedesCup 2019)は16日、シングルス決勝が行われ、大会第7シードのフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)はマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)に4-6、6-7(11-13)で敗れ、ツアー初優勝はまたもお預けとなった。

 18歳の新鋭オジェ・アリアシムは今シーズン、世界ランキングで21位にまで浮上したが、これで決勝の舞台では3戦全敗となった。

 一方、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)の前哨戦にあたるメルセデス・カップで優勝したベレッティーニは、これがツアー通算3勝目。ベレッティーニは昨年のスイス・オープン(Swiss Open Gstaad 2018)を制し、今年4月にはハンガリー・オープン(Hungarian Open 2019)で優勝していた。

 ベレッティーニは今大会で50回のサービスゲームをすべてキープし、決勝ではオジェ・アリアシムにブレークポイントを与えなかった。

 2回戦で第2シードのカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov、ロシア)を下し、大会を通じて1セットも落とさなかったベレッティーニは、「このような素晴らしい選手たちにグラスコートで勝利できるなんて。難しい場面はいくつもあった」と振り返った。

「サービスゲームは一度も落とさなかったが、すべての試合が接戦だった。ここまで勝ち上がるのは精神的にとても難しかったから、コート上でのパフォーマンスにとても満足している。自分を誇りに思う」 (c)AFP