【6月16日 AFP】5年前に発見され、イタリアの画家カラバッジョ(Caravaggio)の作品「ホロフェルネスの首を斬るユディト(Judith and Holofernes)」とされている絵画が27日、仏トゥールーズ(Toulouse)で競売にかけられる。

 旧約聖書のユディト(Judith)記に登場する、ユディトが将軍ホロフェルネス(Holofernes)を斬首する場面を描いたこの絵画は、2014年、トゥールーズ近郊の住宅で家主が雨漏りのする天井を調べていた際に発見された。1600~1610年に描かれたとされており、専門家のエリック・テュルカン(Eric Turquin)氏らは、鑑定の結果、カラバッジョの真作と認めている。

 テュルカン氏によると、予想落札額は1億~1億5000万ユーロ(約121億~182億円)。映像は、競売を控えパリで公開された同絵画。14日撮影。(c)AFP