【6月15日 AFP】ラグビーフランスリーグ・トップ14の決勝を今週末に控えたスタッド・ド・フランス(Stade de France)のピッチが、韓国のヒップホップボーイズグループ「BTS(防弾少年団)」のコンサートで一部を損傷していたことが発覚した。スタジアムの関係者が14日に公表した。

 損傷を受けたのはピッチ表面の3パーセントに当たる部分で、ハーフウエーライン上の幅3メートル、長さ30メートルに及んでいたとされている。しかし、芝がはがれた部分には、トゥールーズ(Toulouse)とクレルモン・フェラン(Clermont-Ferrand)の頂上決戦を前に、新しい芝が張り替えられるという。

 スタジアムのグラウンド責任者は、「先週、まさに大規模なBTSのコンサートが2回行われた。技術的にかなり厳しいものだった」とすると、「グラウンドの硬さをならして表面を均一にした」「今回の事態にはわれわれが全責任を持ち、スタジアムの経営モデルに関連して損失を出さないようにしていく」と述べた。

 7人組のボーイズグループであるBTSは、米ロサンゼルスやシカゴ、そして英ロンドンのウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)でのコンサートをソールドアウトさせた後、今月7日から8日にかけては8万人収容のスタッド・ド・フランスで2度のライブを行った。(c)AFP