【6月16日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーのメジャー第3戦、第119回全米オープン選手権(2019 US Open Championship)は15日、米カリフォルニア州ペブルビーチ(Pebble Beach)のペブルビーチ・ゴルフリンクス(Pebble Beach Golf Links)で3日目が行われ、ゲーリー・ウッドランド(Gary Woodland、米国)が2アンダー「69」で回り、通算11アンダーの単独首位で最終日を迎えることになった。

 今大会でメジャー初制覇を目指すウッドランドは、バックナインでいくつか大きなパーセーブを決めるなどして2アンダーでまとめ、この日3ストローク伸ばした2013年大会覇者のジャスティン・ローズ(Justin Rose、イングランド)を1打差の2位に抑えた。

 ローズから3打差の3位グループには、大会2連覇中のブルックス・ケプカ(Brooks Koepka、米国)ら3人が入った。この日のケプカはスコアを三つ伸ばして通算7アンダーとし、メジャー通算5勝目を狙える位置につけている。

 北アイルランドのロリー・マキロイ(Rory McIlroy)はタフなラウンドとなりながらも1アンダー「70」でフィニッシュし、通算6アンダーの単独6位に続いている。

 首位と9打差で3日目を迎え、猛チャージが必要だったタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は結局スコアを伸ばせず、通算イーブンパーの27位タイとなった。この日は初日、2日目を上回る5アンダーを奪いながら、同時に5ボギーを喫して差し引きゼロになったウッズは「出だしがひどかった」と話し、序盤の1番と3番でたたいたボギーを悔やんだ。

 また、メジャー通算5勝のフィル・ミケルソン(Phil Mickelson、米国)は、18番でティーショットをペナルティーエリアに打ち込んでトリプルボギーをたたいたのが響き、4オーバー「75」でホールアウト。今大会での悲願の生涯グランドスラム達成の望みが絶たれた。(c)AFP/Rebecca BRYAN