【6月14日 AFP】自転車ロードレース、ツール・ド・フランス(Tour de France)で4度の優勝を誇るチームイネオス(Team Ineos)のクリス・フルーム(Chris Froome、英国)が、高速クラッシュ後に4時間におよぶ手術を受けた。執刀医は13日、復帰までに約半年かかると明かした。

 フルームは、12日に行われたクリテリウム・ドゥ・ドーフィネ(Criterium du Dauphine 2019)第4ステージの個人タイムトライアルに向けてのトレーニング中、高速で壁に激突し、緊急手術のため仏サンテティエンヌ(Saint-Etienne)の病院に救急ヘリコプターで搬送された。

 このクラッシュでフルームは骨盤や右大腿(だいたい)骨、肋骨(ろっこつ)、右肘などを骨折した。

 スポーツ外傷が専門の執刀医は「手術は非常に長く4時間ほど続いたが、非常にうまくいった」とし、「彼はすぐさま、いつまた自転車に乗れるかを聞き始めた。6か月ほどでレースに戻れるに違いない」と語った。

 またチームドクターは「クリスは経過観察で今後数日間入院することになるが、リバビリの選択肢の話し合いに積極的に関わっている。これは非常に励みになる」とコメントした。(c)AFP