【6月14日 AFP】スーダンの国営スーダン通信(SUNA)は13日、4月に起きたクーデターで失脚したオマル・ハッサン・アハメド・バシル(Omar Hassan Ahmed al-Bashir)前大統領が汚職の罪で訴追されたと報じた。

 スーダンを30年にわたって強権支配してきたバシル前大統領は、数か月にわたる全国規模の反政府デモの末、4月11日に起きたクーデターで軍部に解任された。以来2か月以上がたったタイミングで、検察当局が汚職関連の捜査を完了し、バシル前大統領を訴追したと発表した。

 スーダンの検察当局は先月、マネーロンダリング(資金洗浄)と「テロリズムに対する資金供与」の容疑でバシル前大統領への尋問を命じていた。また検察当局は5月には、反政府デモの参加者を殺害した罪でバシル前大統領が訴追されたと発表していた。(c)AFP