【6月14日 Xinhua News】中国のQ&Aサイト大手・知乎(Zhihu)のユーザーは今年1月時点で、2億2000万人、回答は1億3000万件、1人当たりのアクセス時間は1日当たり60分間だった。知乎のユーザー構成は大きく変化、知乎で討論、シェア、交流を行う「二線都市」と「三線都市」のユーザーは増えている。中国証券報が伝えた。

 知乎の創業者で、最高経営責任者(CEO)の周源(Zhou Yuan)氏は「今年5月、武漢大学での講演で、ある学生は『6年間、知乎ユーザーとして、一つの四線小都市に住んでいるが、知乎を通じてたくさんの情報を得ている』と言い、知識や経験をシェアする人もみなエリートだと実感した」と述べた。

 知乎は2013年から、招待制から一般向けの登録開放に転換し始め、わずか1年で、登録ユーザーは40万人から400万人まで増えた。ここ6年間、知乎のユーザーは2億2000万人を超えた。ユーザーの規模や構成、ニーズの変化に伴い、コンテンツも変化している。周氏は「今日に至っては、知乎は運営されているとか、設計されたものだともいえない。多くのコミュニティーの集合体だ」と述べた。

 ユーザーの増加に伴い、知乎は以前、人々が思っていたような「緩やかな会社」ではなくなった。2011年にシリーズAラウンド、2014年にシリーズBラウンドの資金調達を完了した。2015~18年、知乎はほとんど毎年のように資金調達を1回行った。資金調達の加速につれ、知乎は商品形態の進化と商業化による現金化のプロセスを加速しつつある。

 周氏によると、2017年、知乎は商業化に動き出し、二つのビジネスシステムを築き上げた。一つは商業公告、二つ目は会員ビジネス、つまり有料回答だという。

 さらに周氏は、2010年12月から2015年にかけ、知乎の商品形態の進化は緩やかだったが、2016年以降、知乎の商品形態は日に日に新しく変化している。電子ブックや知乎大学などの商品が次々と登場。同時に、モバイル決済の普及のおかげで、知識の消費は円滑化、普遍化しているとの見解を示した。(c)Xinhua News/AFPBB News