【6月13日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)への移籍が決定したルカ・ヨビッチ(Luka Jovic)が12日、本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)に集まったファンの前でお披露目された。ヨビッチはレギュラー確保に全力を尽くすと約束した。

 4日、ドイツ・ブンデスリーガ1部のフランクフルト(Eintracht Frankfurt)から6500万ユーロ(約79億円)の移籍金でレアルに加入することが発表されたヨビッチは、クラブのエンブレムにキスし、スタジアムを訪れた約4500人のファンに拍手を送った。

 ヨビッチは記者会見で「僕は世界一幸せな男だ」「世界最大のクラブに加わることができとてもうれしい。すべての期待に応えたい」と話した。

 レアルは今夏、ヨビッチのほかにポルトガル1部リーグのFCポルト(FC Porto)からDFエデル・ミリトン(Eder Militao)を、イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)からMFエデン・アザール(Eden Hazard)を、フランス・リーグ1のオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)からDFフェルラン・メンディ(Ferland Mendy)をそれぞれ獲得している。

 来季、アザールは先発の座を保証されている可能性が高いが、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)とビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)の2人が今季のチームのベストプレーヤーだったことを考えると、ヨビッチの立ち位置はそれほど盤石ではないように思われる。

 ギャレス・ベイル(Gareth Bale)やマルコ・アセンシオ(Marco Asensio)、ブラヒム・ディアス(Brahim Diaz)、イスコ(Isco Alarcon)、ルーカス・バスケス(Lucas Vazquez)は今のところチームに残っており、攻撃陣は人数が多くなっている。

 ヨビッチは「レギュラー争いは激しいが、必死にプレーすればチャンスはある。チャンスをものにできなければ、それは自分の責任」と話した。

「ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督とはまだ話していないが、僕はフランクフルトでセカンドストライカーとして起用され、一人でもプレーできる」「ベンゼマとは良い関係を築けると思うが、起用を決めるのは監督だ」 (c)AFP/Thomas ALLNUTT