【6月12日 AFP】アフリカ中部のコンゴ民主共和国の保健当局は、麻疹(はしか)の流行を宣言した。統計を分析した結果、はしかによる死者が1500人に達した可能性があるとしている。

 オリ・イルンガ・カレンガ(Oly Ilunga Kalenga)保健相は10日、「年初以降、はしか感染が疑われる症例数の増加がみられる」と述べ、先月半ばまでの感染疑い例の報告数が「計8万7000例に達している」と発表。

 カレンガ氏は「死亡率は推計で1.8%」としており、保健省や国際医療支援団体「国境なき医師団(MSF)」によると、この割合で計算すると死者数は約1500人と推定されるという。

 カレンガ氏は、医療班が国内26州のうち23州で発症例を確認したと明かし、感染拡大に歯止めをかけるため、大規模な予防接種プログラムを改めて実施すると発表した。

 同国では4月にも、生後6か月から5歳未満までの乳幼児を対象に4日間で224万人にワクチンを接種。カレンガ氏は、新たに140万人の子どもたちを対象にした予防接種を「近日中に」始めるとしている。

 同氏は、「はしか流行を終息させることができる公衆衛生上の唯一の対応策が予防接種だ」と説明している。(c)AFP