【6月13日 Xinhua News】中国湖北省(Hubei)咸寧市(Xianning)の路線バス内で今年初め、乗車料金2元(1元=約16円)をめぐり運転手と口論になった女が運行中のハンドルを奪おうとした事件で、咸寧市咸寧区人民法院(裁判所)は、被告人の女に懲役3年の実刑判決を言い渡した。

 判決によると、女は地元の11番の路線バスに乗車した際、乗車料金として支払った硬貨の金額について運転手から問いただされ口論となった。女は走行中のバスのハンドルを数回奪い、進路が右にそれたものの、運転手がハンドルを取り戻しブレーキをかけ、警察へ通報したという。

 同法院は事件について「被告人は公共交通機関の運行中にハンドルを奪い安全運転を妨害、公共の安全を脅かした。深刻な結果には至らなかったが、その行動は『危険な行為で公共安全を脅かす罪』に当たる」とした。(c)Xinhua News/AFPBB News