【6月13日 Xinhua News】中国のエネルギー開発・建設企業、中国能源建設葛洲壩集団烏東徳(Wudongde)施工局はこのほど、四川省(Sichuan)と雲南省(Yunnan)の境界に建設中の烏東徳水力発電所の巨大ダムや地下発電所などの各工事が順調に進んでおり、2020年7月に貯水を開始し、8月には1基目のユニットが発電を開始する予定であることを明らかにした。

 同水力発電所は四川省会東県(Huidong)と雲南省禄勧(Luquan)イ族ミャオ族自治県の境を流れる金沙江に建設中。中国能建葛洲壩集団烏東徳施工局の張建山(Zhang Jianshan)局長によると、ダムの堤頂標高は988メートル、堤高270メートル、総貯水容量74億800万立方メートル。発電所は容量85万キロワットの水力発電ユニット12基を装備、総設備容量1020万キロワット、年間発電量は389億1000万キロワット時になる。

 同水力発電所は竣工(しゅんこう)すると、中国で4番目、世界でも7番目の1000万キロワット級水力発電所になるという。(c)Xinhua News/AFPBB News