【6月10日 AFP】香港政府が目指している、中国本土への犯罪容疑者の引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」の改正に反対する抗議団体は10日、新たなデモを12日に実施すると発表した。この問題をめぐっては、前日の9日に記録的な数の参加者を集めて抗議行動が展開されたばかり。

 9日のデモを呼び掛けた、民間人権陣線(CHRF)の岑子傑(Jimmy Sham)氏は10日、報道陣に対し「12日、CHRFは集会を午前10時(日本時間同11時)に開始することを予定している」と述べた。

 これに先立ち、香港の行政トップである林鄭月娥(キャリー・ラム、Carrie Lam)行政長官が、延期や撤回を求める抗議に屈することなく、12日の議会で同法案の審議を進めると明言していた。(c)AFP