【6月10日 AFP】イランの警察当局は、首都テヘランのレストランやカフェ547軒を「イスラム教の原則」を守っていないとして閉鎖した。テヘランの警察のトップが8日、明らかにした。

 警察当局の公式サイトによると、テヘランの警察署長ホセイン・ラヒミ(Hossein Rahimi)氏は「イスラム教の原則が守られていないレストランやカフェのオーナーが取り締まりを受けた。今回の作戦で、事業所547か所が閉鎖され、違反者11人が逮捕された」と述べた。

 ファルス(Fars)通信の報道によると、取り締まり作戦は過去10日間にわたって実施された。「伝統にのっとっていないネット広告や、違法な音楽の演奏、大騒ぎ」などの違反があったという。

 ラヒミ氏は「イスラム教の原則の順守は、警察の主要な任務であり責任の一つ」と説明している。(c)AFP